にれいでは低農薬・減農薬に励む農家さんより直接りんごを仕入れています。
青森県北津軽郡にある果樹園さんをメインに、季節・品種に応じては長野県上高井郡、岩手 県紫波郡などのりんご農家さんからもりんごを直接送ってもらいます。
パイに使うりんごは、多少形が曲がっていても小ぶりの玉でピンとはりのあるりんごが適しています。
“紅玉”りんごはお菓子作りに最適といわれ、にれいでも人気がありますがそのシーズンは10月中旬からの約1か月間です。
紅玉りんごを加工したものを通年使用しているお店も多いようですが、にれいでは「その時期のもの」にこだわりをもっているので、早生から晩成のものまで、様々な品種のりんごを味わっていただきたいと思います。
りんごそのものの風味を大切にしたいのでお砂糖などは控えめにしています。
りんごによって変わるアップルパイの味を楽しんでいただきたいと考えています!
りんごには季節があります。8月末から早生種が出始め、9,10月と小刻みに色んなりんごが出始めます。
それ以降はふじなどの安定した品種になります。
秋・冬は本格的なシーズンであり、翌年5-6月位までは十分にあります。
にれいのアップルパイはお客様に支持され通年お出しするようになりましたが、
盛夏の間はお休みさせていただく場合もございます。
またりんごの品質が旬に比べると劣ります。なるべく良いものを探しておりますが、どうぞご理解下さい。
りんごの品種
~彩香:愛のりんごのStory~(2009年)
ずっとお願いしている農家さんのご主人が残念ながら3年前に急逝されました。その少し前、5年位前から新しい品種を作るチャレンジをされていて、残念ながらその実ったりんごを見ることなくご主人は亡くなってしまったわけですが、2009年秋、初めての収穫がありました。その名前は「彩香(さいか)」です。
紅玉りんごともう一種類を掛け合わせて実をつけてくれました。
紅玉の酸味が活きていて、果実はもう少し大きめ。皮の紅さと果肉の白さ、甘くて酸っぱく、紅玉ほど煮崩れることなく味のバランスの整ったりんごです。
「お菓子作りに使えるんじゃないかな~」と話しながら育てて下さったそうです。<br>
亡きご主人の愛のつまったりんごとして、にれいのアップルパイに使わせていただける喜びを感じます。
初年度はまだ1-2箱分くらいしか採れませんでした。奥様の「味はどうでしたか?」の言葉に「もう最高です!是非もっともっとお願いします」と答えると、ホッ~と喜んでいただいている様子が電話口から伝わりました。
年々収穫量が増えるよう期待します。
りんご1個の主な含有成分 亜鉛22μg、カロチン11μg、ペクチン300mg、ポリフェノール300mg、りんご酸320mg、たんぱく質200mg、 脂質100mg、リン8mg、カリウム110mg |
ペクチンは加熱すると抗酸化活性値が高くなります。
りんごから抽出される【リンゴポリフェノール】は体内に発生する活性酸素(老化やがんの要因と見られてます)を抑える働きがあります。
カテキン類に属するこのエピカテキンですが、りんごのエピカテキンは多量体なので、同量のお茶に含まれるエピカテキン(こちらは単量体)より働きが優れています。
また水、熱に強いのも特徴。ただし空気には弱いので、加熱すること(酸化させない)が非常に有効です。
筋力増強と脂肪減少などの効果も認められています。
特に果皮の部分に多く含まれるので【皮付アップルパイ】はおすすめです。
リンゴポリフェノールは焼いたあとも消滅しません。